2010年04月29日

福岡の元高校教頭、平岡さん「あいさつ運動」46年(産経新聞)

 長年の教員生活を終え、68歳の今も毎朝、地域の小・中学校の校門に立ち、子供たちにあいさつを続ける男性がいる。西日本短大付属高校の元教頭、平岡三光さん=福岡県広川町。荒れていた学校を立て直そうと始めた運動は46年目を迎えた。「あいさつで伝えられる心は万国共通」。昨年から始めた海外での活動は、今年さらに広がっていくという。

 「さあ、元気な声で。おはようございます」

 広川町立下広川小の校門前では平岡さんが「あいさつボランティア大使」のたすきをかけ、児童らの何倍もの声を響かせた。

 あいさつ運動を推奨する「全日本あいさつボランティア協会」(同県みやま市)が「大使」の称号を贈ったのは昨年2月。「あいさつのすばらしさを世界にも広めるのが私の使命」と、平岡さんは長年続けてきた運動を海外でも始めた。

 昨年6月には西短の姉妹校となっている韓国の学園、今年3月には中国の学校で、通学中の生徒らにあいさつ運動を実践した。夏から冬にかけては、ベトナムとオーストラリアの学校への訪問を計画している。

 運動を始めたのは大学卒業後、西短付高に赴任して間もなくのころだった。当時、“問題児”たちは授業を聞かず、学校を休んでは校外でトラブルを繰り返していた。

 「教師とまともに向き合う生徒がいない。生活の基本となるあいさつで、心を変えることはできないか」。平岡さんは生徒たちを見ながら、そう考えた。

 現在の北九州市で育った平岡さんは、小学3年生のころから6年間、新聞配達をして家計を助けた。「あいさつする人間に不幸はない。相手にきちんと聞こえる声であいさつしろ」。両親にそうしつけられた平岡さんは毎朝3時半に起床し、「おはようございます。朝刊です」と大声であいさつしながら、郵便受けに新聞を配っていった。

 だれも聞いていないと思っていたが、「いい声だね。がんばって」「あなたの元気な声のおかげで早く起きられるようになった」と励まされ、「あいさつも相手に通じれば、喜んでもらうことができる」と実感したという。

 そうした感動を味わってもらいたいと始めた教え子たちへのあいさつ運動。「おはようございます」「ご苦労さま」「ありがとう」「さようなら」。最初は見向きもしなかった生徒たちが、自然とあいさつを交わすようになった。

 「こちらが心を開けば、相手にも必ず通じるんです」。平岡さんは力を込める。

 教員時代、退職後も続けた毎朝のあいさつ。そんな地道な活動が協会の目にとまり、「大使」としての役割を託された。

 「体が続く限り、あいさつの心を伝えていきたい」。平岡さんの挑戦に終わりはない。

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2010年04月26日

新漢字「変換文化」意識…読めればOK、難字も(読売新聞)

 「語彙(ごい)」「捻挫(ねんざ)」「妖艶(ようえん)」……。文化審議会国語分科会の漢字小委員会が23日、現行の常用漢字表に新たに196字を追加する新案を示した。

 30年ぶりとなる見直しでは、パソコンや携帯電話での「変換文化」を背景に多くの難しい漢字が登場、「読んで書ける」という趣旨に、「読んで変換できる」という考え方も加わった。同小委はふりがな使用も勧め、学校現場からは「書くのも基本、丁寧に教えたい」との声が上がった。

 「学校では手で書いて覚えるのが基本。完全には無理でも書くことを意識して丁寧に教えたい」。横浜市立西中学校の阿部康彦教諭(45)はそう話した。

 来年以降に実施される新学習指導要領では、中学2年までに小学校の「配当表」にある1006字が読み書きでき、3年までに常用漢字の「大体」が読めるのが目標だ。「社会で定着しつつある漢字を習うのは大事。新聞や本を活用して触れられるようにしたい」と見据える阿部教諭だが、「淫(いん)」や「艶(えん)」などの漢字については「どういう例示を出したらいいか」と戸惑っていた。

 高校の指導要領は、「主な常用漢字」が書けるように、とされている。東京都立野津田高校の佐藤和彦副校長(47)は「大学入試で『鬱(うつ)』『彙(い)』などが出題される可能性がある。読めても書くのは大変で受験生には負担だろう。大学には良識ある出題を期待したい」と話した。

 小学生向け辞典を手がける小学館(東京都千代田区)では、新入生用に今年秋以降の販売を目指し、急ピッチで改訂作業を進める。約2900の漢字を掲載している辞典に新漢字を約80字追加するといい、編集者がゲラ刷りに一つ一つ直しを入れる作業に追われる。同社の松中健一・国語辞典編集長(49)は「正式な発表後の発売になるので告示時期が気になる」と話した。

 三省堂(同)も小学生用辞典を改訂する予定で、担当者は「30年ぶりの節目。全ページ見直す」と意気込んでいた。 

 一方、教科書検定を控え中学の新教科書作りが佳境の教科書会社。東京書籍(東京都北区)の林雅也・中学国語編集長(46)は「文部科学省の指示次第では、補充資料を作ることも考えられる。新たな費用や手間がかかるかも」と予想する。

 新常用漢字表では196字が新たに加わる一方、「匁(もんめ)」など使用頻度の低い5字が削除されるため、現行の1945字から2136字になる。6月の文化審議会で文科相に答申された後、早ければ今年11月に内閣告示され、一般に使われるようになる。

 ◆携帯やパソコンでの使用頻度など重視◆

 常用漢字の趣旨は、「一般の社会生活での漢字使用の目安」とされる。パソコンや携帯電話の急速な普及を背景に、今回の新案では「変換して書く」ことを強く意識した。

 2005年からの見直し作業では、新聞、書籍、インターネット上などで目にすることが多い約3500字を選定。この中から使用頻度が比較的高い字や、「堆積(たいせき)」のように漢字の方が意味が伝わりやすい字などを中心に絞り込んだ。

 結果、新しい案には、29画もある「鬱(うつ)」など読み書きとも難しい字が多数入った。文化庁によると、「鬱」の出現頻度は1803位。現行の常用漢字には3000位以下の字もあった。ただ同庁の調査では「読みにくい」という意見も半数を超えており、小委ではこうした漢字について「場合によってはふりがなの活用を」と提案している。

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2010年04月21日

【from Editor】子ども手当に学割精神を(産経新聞)

 昨春から大学院に通っている友人がいる。長年、高校教師をしていたが、教育委員会から再勉強の機会を与えられたのだ。

 五十の手習いともなれば、さすがに物覚えが悪くて苦労しているという。疲れ果てた頭を休める週末の息抜きは好きな映画。「学割が利くからな。鉄道旅行も楽しんでるわ」と笑う。その年齢で、とちょっとずるい気もするが、世の中は随分と寛容らしい。

 この学割なるもの、目的はいろいろとあるらしい。経済力の低い学生に教育と学習機会を提供する−が第一義だが、提供する側にも長期的な顧客確保の第一歩になるうえ、価格の弾力性でまとまった需要を生む効果があるという。

 私が好きな「学割精神」は30年以上前、大阪大学の古い教授に聞いた話である。

 今は大阪府吹田市にある阪大がまだ大阪市内の中之島にあったころ、近くの会社の社員食堂が安くてうまいと評判だった。昼休み前から学生たちが殺到し、品切れになって肝心の社員たちの口に入らないことが増えた。総務に苦情が殺到し、関係者以外立ち入り禁止にしたら、事情を知った社長が怒り出したという。

 「君らは何考えているんや。相手は大学生。それも阪大生やぞ。将来、あそこから銀行の頭取が出るかもしれんやないか。大事な取引先の社長になるかもしれんやないか。それが食い物の恨みで、うちと取引してくれんかったらどうするんや。それを思えば、めしぐらい安いもんや。好きなだけ食わしたれ」

 つまりは先行投資。温かく育ててやれば、お返しをしてくれることもあるかもしれぬという話である。押しつけがましさがなくて、この逸話は気に入っている。その会社は今や、世界でも名の通る食品会社に成長している。

 さて今春から、全国規模の学割のような新制度がスタートする。鳩山政権の目玉政策、子ども手当である。中学生以下の子供に月1万3千円、年にして15万6千円が支給される。高校の無償化も始まる。こうした子供対策に3兆円以上が使われる。これが生きた投資になるかどうかは、子供たちがしっかり勉強して、社会や経済を引っ張る大人、良き納税者に育つか否かにかかっている。

 子ども手当は、大人の期待のかかった贈り物。決して無償の愛ではない。その意味合いだけはしっかりと子供たちに、教えたいものである。(大阪編集長 安本寿久)

首相動静(4月14日)(時事通信)
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